- 2024.03.25
- 2025.05.19
- #婚外恋愛とは
婚外恋愛とは?不倫との違い、離婚・慰謝料請求などのリスクと3つの対処法


この記事を読んで理解できること
- 婚外恋愛とは?
- 婚外恋愛をする6つの理由
- 婚外恋愛の6つのリスク
- 婚外恋愛のトラブルへの3つの対処法
あなたは、
- 婚外恋愛がどのようなものか知りたい
- 婚外恋愛のリスクを知りたい
- 婚外恋愛の注意点を知りたい
このようにお考えではありませんか?
婚外恋愛の意味や、不倫との違いが気になりますよね。
結論から言うと、婚外恋愛とは、既婚者が配偶者以外の人と恋愛することです。
婚外恋愛と不倫の違いは、以下2つです。
- 法律上の位置づけ
- 当事者の意識
この記事を読めば、婚外恋愛についての理解が深まるため、今後の動き方の参考になるでしょう。
また、婚外恋愛をする理由も詳しく解説しており、考え方の変化が予想されます。
この記事では、
1章で婚外恋愛とは
2章で婚外恋愛をする6つの理由
3章で婚外恋愛の6つのリスク
4章で婚外恋愛のトラブルへの3つの対処法
について、詳しく解説しています。
この記事を読んで、婚外恋愛への理解を深めましょう。
目次
1章:婚外恋愛とは
婚外恋愛の意味や不倫との違いを、以下にまとめました。
- 婚外恋愛とは既婚者同士の恋愛のこと
- 不倫との違いは、法律や当事者の意識
それぞれ解説します。
1-1:婚外恋愛とは既婚者同士の恋愛のこと
婚外恋愛とは、配偶者以外の人と恋愛関係になることです。
セカンドパートナーやプラトニック不倫などの呼び方もあります。
「婚外恋愛」を耳にすることは、あまりなく、テレビドラマがきっかけで世に知られました。
婚外恋愛は、一般的には性的関係を伴う場合が多いです。
しかし、性的関係がないケースもあり、その場合は慰謝料の金額なども変わってきます。
1-2:婚外恋愛と不倫の違い
婚外恋愛と不倫は、どちらも配偶者以外の人と恋愛関係になることを指します。
婚外恋愛と不倫の違いは、以下の2つです。
- 法律上の位置づけ
- 当事者の意識
■法律上の位置づけ
不倫は、不貞行為(肉体関係)が違法にあたり、離婚の原因にもなり得ます。
さらに、裁判や慰謝料請求などの問題に発展する可能性もあります。
対して、婚外恋愛は法的に明確な定義がありません。
しかし、離婚や慰謝料を請求されるリスクは非常に高いです。
■当事者の意識
不倫は泥沼化するものに対し、婚外恋愛は言葉のイメージから、自分は真剣な恋愛をしているように感じる人が多いです。
2章:婚外恋愛をする6つの理由
既婚者が婚外恋愛をする理由は、以下の6つです
- パートナーにはない刺激を求めているから
- 特別な扱いをしてもらえるから
- 結婚生活とは違って楽だから
- 子育てが落ち着いたから
- 時代が変わっているから
- 自分の思いを叶えてほしいから
それぞれ解説します。
2-1:パートナーにはない刺激を求めているから
パートナーと長い間一緒にいると刺激がなくなり、不満に感じることを他の人で満たそうとします。
一般的には、お互いの不満を伝え合い、解決へ導く夫婦が多いです。
ときには、離婚を選択する夫婦もいるでしょう。
しかし、婚外恋愛をする人は、離婚をせずに自分だけみてくれる人を探します。
そのため、外部からの刺激で満たそうと考え、新たな恋人をつくります。
2-2:特別な扱いをしてもらえるから
夫婦が一緒に暮らしていると、結婚前のような「異性」から「家族」へ変わります。
1人 の異性として扱ってほしい気持ちは、抱えていても不自然でないため、家庭外に恋人をつくろうと考えるわけです。
2-3:結婚生活とは違って楽だから
結婚生活とは違い、婚外恋愛を楽に感じて楽しむ人もいます。
結婚生活は、お互いの家族との付き合いや財産管理など、多くの点に注意を払わなければなりません。
婚外恋愛の場合は、恋だけに集中すれば良いため、気楽に感じることが多いでしょう。
2-4:子育てが落ち着いたから
子育てが一段落ついたことで、婚外恋愛を楽しむ人もいます。
子どもから離れる時間が増え、出会いの場へ行けるようになったことで、婚外恋愛へ発展するケースがあります。
2-5:時代が変わっているから
時代が変わったことで、SNSと恋愛に大きな変化がありました。
SNSは文化や技術が進み、出会いのチャンスが増えたことで、恋愛しやすい状態です。
恋愛においては、パートナー以外とも恋をする人が増え、恋愛に対する考え方が非常に変わりました。
このような現状をみると、時代の変化により、婚外恋愛の増加が分かります。
2-6:自分の思いを叶えてほしいから
家庭では、パートナーに自分の思いをあまり叶えてもらえない人もいるでしょう。
そのような人は、恋人に叶えてもらうことで、自分の気持ちを満たしています。
家庭では認めてもらえないことを、恋人に受け入れてもらえることで、婚外恋愛にのめり込んでしまうのでしょう。
3章:婚外恋愛の6つのリスク
婚外恋愛の6つのリスクは、以下のとおりです。
- 子どもが傷つく
- お互いツラい思いをする
- 離婚に発展する
- 不倫慰謝料を請求される
- 訴訟問題になる
- 退職に追い込まれる
それぞれ説明します。
3-1:子どもが傷つく
婚外恋愛がきっかけで離婚まで発展した場合、1番傷つくのは子どもです。
親権問題は、子どもが親と自由に会えなくなるなど、さまざまな障害が考えられます。
子どもの成長に支障をきたす可能性があるため、避けるべき問題です。
相手の家庭にも同じことが言えるため、婚外恋愛による子どもへの影響を、1番に考える必要があります。
3-2:お互いツラい思いをする
婚外恋愛を続けると、お互いにツラい思いをする可能性があります。
お互い割り切って付き合う関係が、1番良いです。
しかし、本気になってしまったときが問題です。
本気になってしまうと、家庭などすべてを捨てても一緒にいることを望むため、苦渋の選択を迫られるときもあります。
自分だけが本気になったときは、相手のパートナーへの嫉妬や虚しさなどを抱えて生きることになるでしょう。
3-3:離婚に発展する
婚外恋愛は、不倫と変わりません。
そのため、パートナーにバレると、離婚に発展する可能性があります。
民法では、肉体関係を意味する不貞行為は、離婚の要因となるからです。
不倫をした場合、パートナーからの離婚請求は拒否できず、弁護士も交えて話が進められるでしょう。
3-4:不倫慰謝料を請求される
婚外恋愛が発覚したら、慰謝料を請求されるケースがあります。
パートナーから慰謝料を請求されたら、まずは支払う必要があるかを確認しましょう。
支払う必要がないケースは、以下の4つです。
- 相手が既婚者であることを知らなかった
- 脅迫され、無理やり肉体関係をもたされた
- 相手側の夫婦関係が破綻していた
- 請求者が不倫相手から十分な慰謝料を受け取っていた
相手のパートナーから請求があった場合も同様で、支払う必要があるかどうかは、ケースによります。
いずれにせよ、慰謝料を請求されたら、弁護士に相談するのが確実です。
自分を守るためにも、早めに相談することをオススメします。
慰謝料の相場は、以下の表のとおりです。
不貞行為の慰謝料の相場 |
|
不貞行為が原因で離婚又は別居 |
100万円〜300万円 |
離婚又は別居しない |
数十万円〜100万円 |
■慰謝料請求をされたとき、肉体関係がない場合
法律上の不貞行為には当てはまらないため、慰謝料を請求されても原則として、支払う義務はありません。
しかし、夫婦間に影響を及ぼすほどの親密な関係であれば、慰謝料を支払わなければならない可能性があります。
3-5:訴訟問題になる
パートナーとの話し合いで解決しなかった場合は、裁判になります。
裁判のデメリットは、以下のとおりです。
- 裁判が長期化する可能性がある
- 手続きなどが非常に多い
- 弁護士費用が高額になりやすい
非常に苦労する場合が多いため、訴訟問題は避けたいポイントです。
3-6:退職に追い込まれる
関係を持った相手が同じ職場にいる場合は、要注意です。
職場内での婚外恋愛がバレれば、職場に居づらくなってしまい、退職を考えざるを得なくなります。
婚外恋愛と言葉を変えても、結果的には不倫しているため、周りの人から距離を置かれてしまうでしょう。
4章:婚外恋愛のトラブルへの3つの対処法
婚外恋愛のトラブルへの対処法は、以下の3つです。
- 婚外恋愛のリスクを理解する
- 関係を持った相手と別れる
- 弁護士に相談する
それぞれ解説します。
4-1:婚外恋愛のリスクを理解する
婚外恋愛を続けることは、離婚や訴訟などの危険性があることを意味します。
婚外恋愛のリスクを理解すると、 大きなトラブルを防ぐことにつながります。
婚外恋愛によって失う可能性があるものは、以下のとおりです。
- 家庭
- 親権
- 仕事
- 社会的地位
一度、自分にとってなにが大事かを、よく考えてみてください。
4-2:関係を持った相手と別れる
婚外恋愛のリスクを避けるのに、根本的な解決法は、関係を持った相手と別れることです。
まだ気持ちがある場合は、関係が戻る可能性もあります。
しかし、離れることで視点が変わるきっかけになるでしょう。
4-3:弁護士に相談する
婚外恋愛がパートナーに知られた場合は、慰謝料請求などにつながる可能性があります。
また、離婚や訴訟も起こりうるため、 弁護士には早めに相談しておきましょう。
その後の話し合いなども、スムーズに進められるのを期待できます。
仮に相手側が弁護士を立てたとしても、自分も弁護士に依頼しておけば、公平な状況が生まれます。
5章:早わかり!婚外恋愛とは?Q&A
5-1:Q1. 婚外恋愛とは何ですか?不倫とどう違うのでしょうか?
A. 婚外恋愛とは、既婚者が配偶者以外の人と恋愛関係を持つことです。テレビドラマなどから広まった比較的新しい言葉で、「セカンドパートナー」や「プラトニック不倫」とも呼ばれます。
不倫との違いは主に2点あります。
- 法律上の位置づけ:不倫(肉体関係を含む不貞行為)は法律上の問題となり、離婚や慰謝料請求の原因になります。一方で婚外恋愛は明確な法的定義がなくとも、状況によってはリスクが同様に高まります。
- 当事者の意識:不倫は「隠すべき裏切り」として捉えられがちですが、婚外恋愛は「本気の恋愛」として自覚されるケースもあり、本人たちは真剣に向き合っているケースが多いです。
5-2:Q2. 婚外恋愛にはどんなリスクがあるのですか?
A. 婚外恋愛には、以下のような深刻な6つのリスクがあります。
- 子どもが深く傷つく可能性(親の離婚や関係悪化による影響)
- 当事者同士が精神的に辛くなる(本気になって関係が崩れるなど)
- 離婚に発展する可能性(不貞行為とみなされるリスク)
- 慰謝料請求を受けることがある(特に肉体関係があった場合)
- 訴訟トラブルに発展する(話し合いで解決できない場合)
- 職場での信頼を失い、退職を余儀なくされることも(同じ職場内の関係など)
これらは「恋愛」の範囲を超えて、人生全体に重大な影響を及ぼす可能性があります。
5-3:Q3. なぜ既婚者は婚外恋愛をするのですか?
A. 婚外恋愛をする理由は、人によって異なりますが、以下の6つが主にあげられます。
- 刺激を求めている(日常に飽きたり、夫婦関係がマンネリ化)
- 特別な存在として扱われたい(家庭内での扱いに満足できない)
- 結婚生活よりも恋愛の方が楽に感じる
- 子育てが終わり、自分の時間が増えた
- SNSなどで出会いや価値観が多様化している
- 自分の思いを叶えてくれる存在を求めている
こうした理由から「家庭と恋人の両立」を無意識に求める心理が背景にあるとされています。
まとめ:婚外恋愛とはリスクや注意点をみて、関係を続けるか考えると良い
結論を言うと、婚外恋愛とは、既婚者がパートナーとは別に新たな恋人をつくることです。
婚外恋愛をする人は、以下のような理由があります。
- パートナーにはない刺激を求めているから
- 特別な扱いをしてもらえるから
- 結婚生活とは違って楽だから
- 子育てが落ち着いたから
- 時代が変わっているから
- 自分の思いを叶えてくれるから
このことから、婚外恋愛をする人は、家庭と恋人の両方を得たいと考えているのが、分かります。
婚外恋愛をするリスクは、以下の6つです。
- 子どもが傷つく
- お互い辛い思いをする
- 離婚に発展する
- 慰謝料を請求される
- 訴訟問題になる
- 退職に追い込まれる
これらのリスクを踏まえ、婚外恋愛を始めるか、もしくは続けるのかを考えましょう。
婚外恋愛を始める、もしくはすでに始まっている人は、この記事を参考に今後の自分について考えてみてください。